ザリガニの親子の絆? ザリガニの子供の成長
ザリガニの成長は脱皮すること
ザリガニは1年で大人 ザリガニの寿命
ザリガニの親子の絆?
ザリガニの子供がひとりだちする前は、いつも母親の近くにいて、少しでも危険を感じると、すぐに腹の下に逃げ込んで母親に守ってもらいます。でも母親を解っているわけではありません。
ザリガニの子供の成長
ザリガニの子供は卵の殻から離れ、ひとりで泳ぎ回れるようになると、まず母親の背中や触角、はさみなどの安全な場所で遊びます。子供のうちは、魚などのエサになりやすく危険も多いので、母親の腹の下にもぐって守ってもらいます。
ザリガニの成長は脱皮すること
ザリガニは脱皮と同時に成長します。
ザリガニは1年で大人
卵から孵化したばかりの子供は4mmくらいの大きさで透明です。2回脱皮して、ひとりで泳ぐ頃には1cmくらいです。
ザリガニの寿命
ザリガニは卵から約2週間で孵化し、約1年のうちに7〜10回の脱皮を済ませ大人になります。
試しに筆などの先をザリガニの子供の近くに入れて動かしてみましょう。筆をゆっくりと揺するとザリガニの子供は次々にしがみついてきます。母親の腹脚と間違えているのです。
1ヶ月もすると母親から離れ、水草につかまって暮らすようになります。柔らかい水草等を食べて大きくなると、だんだんと水の底や深いところで自分でエサをとるようになります。
脱皮直後は体が柔らかいのでその間に水分を吸って体を大きく膨らませます。それから体を硬化させます。
また脱皮するときに同時に体の欠けた部分も小さく再生します。脱皮を重ねるごとに、再生したはさみや脚も成長します。再生中の部分は周りよりも速いスピードで成長し、いずれ体にふさわしい大きさにまで成長します。
生まれてから約1年の間に7〜10回ほど脱皮すると、約4cmの大きさになっています。
この頃には、体の色もだいぶ赤くなっています。
体の大きさが5.5cm以上になると、もう大人の仲間入りです。交尾や産卵ができるようになります。
2年目に入ると約8cm、3年目には10cm以上になり、オスのほうがメスより大きくなります。
ザリガニの寿命は4〜5年ぐらいと言われていて、カニなどとだいたい同じです。
どの生き物もそうですが、ザリガニの場合も全てが4〜5年生きるわけではありません。
中には、卵や子供のうちに他の生き物のえさになってしまったり、ザリガニ同士のけんかで死んだり、共食いの被害に会うこともあります。
水槽飼育下でも、その寿命をまっとうしてやることは大変難しく、それなりの設備も必要ですし、日々のエサや水質・水温等の管理が非常に大切です。
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